イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2019-03-16から1日間の記事一覧

「最後の手立て」

有用性の論理によって人間を絶えまなく駆り立てる惑星規模の機構のことを、マルティン・ハイデッガーはゲシュテルと呼びましたが、このゲシュテルの中で崩れ落ちてゆく人間は、最後の手立て(?)に訴え出ることになります。 最終手段: 引きこもることは、…