これは、「ガタリと人類学:アボリジニと実存的領土」というタイトルの、バーバラ・グロチュスキという人類学者が書いた論文です。グロチュスキ本人とフェリックス・ガタリとの交流について詳しく書いてあるので、ドゥルーズ=ガタリの思想や、レヴィ=ストロース以降の人類学に興味のある方はぜひ手にとってみてください。
ピノコくんが作った下訳に僕が手を入れるというかたちで、文章を作りました。地道な作業をこなしてくれたピノコくんの功績が大きいと思います。正直にいうと、僕は、目に違和感を抱えながらうんうんうなって数時間作業をしただけです……。
上の写真は、二人でマクドナルドで作業をしていたときのものです。二人でこなした作業の成果が本屋さんに並ぶというのは、やっぱり、すこし嬉しいです。
元旦の夜でしたが、僕は、ピノコくんが横で作業しているあいだ、店内を流れるポップ・ソングを聞きつづけていました。その時はちょうど精神的に限界が来ていたところだったので、音楽を聴きながら、ずっと涙を流しつづけていました。このまま時間が止まって、ずっとこの曲を聴いていたいと思ったのを覚えています。
あれから1ヶ月ですが、まだ生きていることについては、ただ神さまに感謝です……。雑誌は、明日ピノコくんと本屋さんに見にゆきますが、お祝いにあんみつを食べる予定です。