イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、キリスト者としてブログを書いています。

ブログを始めて2年たってみて

 
 そういうわけで、人生のスウィートな停止状態に入ったおかげで、だいぶ記事を書くうえでも精神がラクになりました。


 自分では何も気にせず書いているつもりだったし、また、実際にとても楽しかったのですが、おそらく、「こういうことを書いてはいけない」という無意識のうちの抑制が働いている部分はあったと思います。


 おそらく、これは書くという行為にかぎらず、人間のコミュニケーション全般について言えることなのではないでしょうか。逆に、そういう抑制が仮にすべてなくなってしまったとしたら、その時にはこの世が崩壊する可能性が高そうなので、この点からすると「親しき中にも礼儀あり」ということわざは、きわめて深い真実を言い当てているように思われます。


 本題に戻りますと、このブログでは思っていることをどんどん書いてゆきたいと、今回の件を通してあらためて思わされました。今までが正直でなかったわけではありませんが、これからは、特に自分自身のことについては本音の度合いを高めてゆきたいと、今は考えています。


 ブログをはじめて今月で2年になりますが、最初のころは読んでくださる方との距離の取り方が、全然わかりませんでした。今でも全然わからないことはあまり変わりませんが、「次はこういうものを書きたい」という点については、前よりもピントが合いやすくなってきた気がします。



人生のスウィートな停止状態 プログ ツイッター コミュニケーション ブログ 哲学



 書くというのはコミュニケーションの行為なのだと、あらためて実感させられます。その観点からすると、どこかでも一度書きましたが、ブログやツイッターのようなメディアが出てきたことは、哲学の営みそのものにも大きな影響を与えずにはいないのではないか。


 原理的には何も気にせずに思っていることをそのまま書けるメディアが現れたことによって、思考の自由が促進される部分は大きそうです。このメディアを通して哲学に何ができるのかは、これから長い時間をかけてじっくり探ってゆくべきかもしれません。


 人生の悩みについても書かずにはいられないし、ハードコアな哲学もやりたいということで、まことに訳のわからないブログになってしまっていますが、いつかは本音の限界点を突破しながら真理そのものにいたるようなものを書けるように、努力しつづけてみることにします。もしよろしければ、お時間のある時にでもご覧いただければ幸いです!