イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、キリスト者としてブログを書いています。

そろそろ始めよう

 
 逆流性食道炎は前回の記事を書いたのち、案の定インフェルノな事態にまで発展しましたが、もうそんなことを気にしている場合ではありません。あれから、はたして自分はこれから何を書いてゆくべきか、考えてみました。


 「とにかく、愛しかない。」


 自分でもいつからこんなことになってしまったのかわかりませんが、筆者の哲学はつまるところ、すべて愛に帰着します。カントが理性でハイデッガーが存在なら、筆者は愛でゆくしかない。


 哲学で愛を論じる、というのではない。むしろ、哲学という営みそのものが、究極のところでは愛にゆきつかざるをえないのではないか。気狂いだと思われるとしても、とにかく愛そのものについて考え、考え、考えぬくしかないのではないか。


 アリストテレス哲学のマニアックな深みについて勉強するのは最高に楽しいけれども、自分で何か書くとすれば愛しかない。それでは、この愛なるものをどうやって伝えるべきか……。


 これがもし仮に、超弩級にかわいい女の子に生まれついたとすれば、スーパーアイドルになって愛のメッセージを伝えるというのもありかもしれないが、現実の自分は、目の調子が悪くて哲学だけが生きがいの逆流性食道炎アルバイターである。さて、一体どうすれば……。



逆流性食道炎 アルバイター 愛 人生の停止状態
 
 

 できる範囲で地味に愛の哲学を追いかけつづけるしかなさそうですが、少し希望が出てきたような気がします。けれども、これはいつかこの世で報われるというような希望ではありません。


 僕はこの世ではムリだった。もういいよ。もう疲れたよ。どうせ何をやってもうまくいかないんんだ。そういう運命なんだ。逆流性食道炎もつらいしさ。根性もないし、やる気もないんだ。


 でも、低空飛行でも何でもいいから、愛について書きつづけるのだ。誰か一人にでも、伝わればいい。生きてるのに疲れきって、なんでこんなに人生って何もかもうまくいかないんだよちくしょうって思ってる人が、ああ、自分だって生きてていいんだな、どうせうまくいかないのは変わらないけどまあいっかって思えるようなものを、書くことができたら。


 とりあえずはそのあたりを目標にしつつ、低空飛行でしばらくは書きつづけてみることにします。外面的な事情が動くことはしばらくなさそうですが、そろそろ、人生の停止状態からは抜けだすべきかもしれません。