イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

休息と感謝

 
 しばらくゆったり書いてみようと思っているのですが、書くことが特にありません。いずれ論じたい主題はいくつかあるのですが、しばらくは具体的なテーマを決めずにつらつらと書いてみてもいいかなという気がしています。
 

 気がついてみると、もうゴールデンウィークです。これだけ人間が働きまくっている国で「黄金の一週間」というのも、この呼び名自体が一種の自虐的なブラックユーモア以外の何物でもないような気もしますが、いずれにせよ、たまの休息はすばらしいものです。筆者はこの文章を書いている今は土曜の昼に職場にいますが、これからコンビニでどら焼きでも買ってこようかと思っています。
 


 今日は、中学の歴史(猿人から新人へ)と英語(受動態)を教えればいいだけである。働きたくない。だが、働かねばならないというのなら、なるべく平穏な毎日のうちに日々を過ごしたいもの……。

 
 
 筆者はここ数年になってようやく、働くことの喜びが少しだけわかってきました。この遅さは人間として致命的な何かであるような気もしますが、できることとしてはただ、悔い改めて与えられた仕事を果たすだけです。今のこの生活が与えられていることには、まことに天に感謝というほかありません……。
 
 
 
 ゴールデンウィーク 散歩 春 コンビニ
 
 
 
 昨年の今頃の記事ではまだ精神的に死んでいたので、一年の間にこれだけ回復したことには、くり返しにはなりますが、ただ感謝の二文字に尽きます。といっても、感謝の思いを持ち続けていないと、また過去数年間の地獄に舞い戻りそうな気がして不安でしかたがないというのが正直なところですが……。
 

 過去五年ほどは、自分の人生の中でもぶっちぎりでダークな時期だったので、あちこちの軒先で咲いているジャスミンの香りを味わいながら春の日の散歩を楽しむことのできている今の日々は、奇跡のような恵みに思えます。
 

 しかし、このように書いていると、ふたたび何らかのどんでん返しによってGo to hell一直線なのではないかという懸念は尽きません。この世にはたった今苦しんでいる人々がいることも念頭に置きつつ、日々の恵みに感謝しながら生きてゆきたいところです。