イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

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 意味もなくハイテンションなことが、したいのである。
 

 「……はぁ。」
 

 たとえばだ、昨日の僕だが、仕事以外はといえば、目の調子がよくないからっていうんでiPhoneに録音した哲学書をくり返し再生して聞き続けてただけだ。あとは、夕飯に食べたセブンイレブンピリ辛まぜ麺が悪くなかったってくらいである。
 

 あるいは、なぜはわかんないけど一ヶ月くらい前から食事中の塩分量がやたらと気になるようになってしまって、もはや塩分ノイローゼであるってくらいであろうか。しかし、そんなものがいくらあっても、全くテンションは上がらないのである。
 

 「……そりゃ、そうでしょうね。」
 

 しかし僕は、踊りたいのである!踊るのに意味なんていらない。ディスコで一晩中踊り狂うとかしてみたい。でも、実際にディスコなんて行こうもんなら、多分僕の性格からいって、ひたすらモジモジしてだんだん鬱になるのが関の山である。
 

 だからこそ文字でうさを晴らすくらいしか、僕にできることはないのである。ネクラな人間だからこそ、この空白の一ページに賭けているものは限りなく大きいのだ……!
 
 
 
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 ……でもいま思ったけど、テンションって、なかなか一人では上げにくいのである。一緒にノってくれる人がいなければ、人間というのはノることができないようになっているのであろうか。
 

 ネクラでもあり、わりとコミュ障でもあるんだけど、実はノリノリになりたくてたまらないという人が、どこかにいないものか。韓国で踊りまくった五月が懐かしいのである。パリピの人たちみたいに毎晩踊りまくるという人生は、果たして幸せなのだろうか……。
 

 しかし、僕の人生の中ではこれからもディスコに行くことはないであろうというのは、ほぼ確実である。なんか、こんなことつぶやいてたらテンションが上がるというよりは微妙にしょんぼりしてきたけど、もう今更どうしようもないのである。テンションについてもう少し、哲学的に考えてみることにする……。
 
 
 
 
 
 
 
 
【ディスコという表現は古すぎるのでクラブの方がよいのではないかとの指摘を受けましたが、筆者の認識はその程度です。】