なんと、マカジマ・モシミチ先生(仮名)のbotがあることをこないだ知ったのである。生きてる人でもbotになるというのはちょっとカルチャーショックだ。マカジマ先生の言葉は日夜、先生本人ならぬbotによって日々ツイッター空間にばらまかれているのである。
オーギュスト・コントも言うように、人間の世界は死者たちの存在によって影響を受け続ける必要があるのではないか。カントやドゥルーズは、今もbotとして生き続けているのだ。死者への尊敬は、テクノロジー上の下支えを獲得した。botたちは今日も生ける彫刻のように、先人たちの残した永遠の事業をきらめかせている……。
となると、サムライたるものは、いずれ拙者もbotとして転生するくらいの気概が必要なのであろうか。その答えはペンディングにしておくにしても、いずれにしろ、人間ってなんだかんだ言ってもやっぱり偉大な先人を尊敬する生き物なんだなーってあらためて思う。
これは生きてる人たちの話だけど、すごいマンガ家とかアーティストとかも、同じように尊敬されてる。確かに、マラキ・ヒロヒコ先生とか人間離れしてる感じがするもんなぁ……。しかし、そのマラキ先生もイタリアのバロック彫刻から学んだりしながらあの独特な身体表現を作り上げたと最近知って、やっぱ古典って大事って思わされたのである。