イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2018-02-07から1日間の記事一覧

滅びとしての公共善

「あなたは、なぜまだ生きているのか?」という問いに対する、反出生主義者の答えを検討してみることにしましょう。 反出生主義者の回答その1: 「私がまだ生きているのは、人類の善の促進のためである。」 この場合、善とは人類の可及的速やかな絶滅の完了…