イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2020-11-27から1日間の記事一覧

超絶を超絶として思惟するという形而上学的課題について

論点: 人間が超絶を渇望せざるをえないことの必然性は、論証あるいは演繹の対象にはなりえない。 認識の主体であるわたしを超絶する他者とわたしとの関係は、その本性からして当然、わたしの意識の内側にはおさまりきることがない。だからこそ、たとえわた…