イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2021-06-13から1日間の記事一覧

どれだけ逃げても逃げ切れない:被投性の概念について

論点: 情態性がむき出しにするのは、すでに存在してしまっており、存在しなければならないという、人間の裸形の事実性にほかならない。 良い気分、あるいは上機嫌の気分を感じている時には、ひとはわざわざ「わたしはなぜ存在しなければならないのか」と自…