イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

「世界史に残りたい」

 
 今のうちに、思っていることをすべて吐き出してしまうことにします。こういうことを告白するのは少し恥ずかしいですが、不完全燃焼なまま生きつづけるのも、それはそれで心残りです。新しい日々をはじめるにあたって、今までの自分を振りかえってみたいと思います。
 
 
 大学に入ったあたりから、僕は、いつかは世界史に残れるような人間になりたいと思って生きてきました。芸術家になろうと思っていたときもありましたし、去年は、実は「ブログからはじめて、いずれは日本を代表する哲学者になってやる!」と思っていました。
 
 
 洗礼を受けてクリスチャンになった今は、「そういう野心よりも、目立たなくとも、世の中で苦しんでいる人を助ける人間になったほうがよいのではないか」という気持ちも生まれつつあります。けれども、「世界史に残りたい!」という気持ちを完全に消すことは、無理なようです。
 
 
 いつかは、「これはすごいことを成しとげてしまった!」といえるような何かを成しとげたい。そう思いながらここまで生きてきたのですが、気がつけば、30歳までに世の中のためにしたことといえば、まだ個別指導のアルバイトくらいしかありません!伝説の個別指導教師になって歴史に残るという手もなくはないですが、その見込みは、あまり高くなさそうです……。
 
 
 
世界史 クリスチャン 哲学 ブログ
 
 
 
 ここまで来たら、命をかけて打ちこめる何かを見つけて、あとは最後まで突っ走るしかないのかもしれません。けれども、今の僕にできることは、誰かと話すことと、それから、考えたことを書きつけることくらいしかなく、それも、今のところ眼の調子がよくないので、あまり書きつづけることもできません。
 
 
 それでは、世界史はあきらめるしかないのか。答えは出ませんが、結局、人間にできるのは、ベストを尽くすことだけなのも確かです。今年も、やれる範囲でがんばります!
 
 
 
 
 
 
 
 
[書いたあと、これまで自分が抱きつづけてきたのが、何かとてつもなく空しい望みのような気もしてきました。僕はいったい、何のために生きているのでしょうか。しばらくは思うままに書いて、あれこれ考えてみることにします……!]