イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

旧友に会う

 
 しかし、もう少しだけ色々ぶっちゃけても構わないだろうか。
 

 「……はぁ。」
 

 僕はもう自分の人生をどうしたらいいか、わからないんよ。今年の初めくらいのどこかで、とりあえず実人生の方では、塾の先生としての道が定まりそうだって書いたんだけどさ……。
 

 「……定まったんじゃなかったんですか?」
 

 そうだったらよかったんだけど、これがもう予想に反して、全然定まらなかったんよ、これが!もうシャレにならんくらい!いや、塾の先生として生活していきたい気持ちはあるんだが、もうなんか、最近は先生としての素質すら疑わしくなってきたような感すらありで、もう人生終わったかなみたいなね!うはは!
 

 いや、ていうか、マジで笑えないんだなこれが。今日ね、僕は中高生時代の友人たち四人と久しぶりに、ていうか十年以上ぶりに会ってきたのね。
 

 「……はぁ。」
 

 いやもう、みんな偉くなってた。すごい懐かしかった&楽しかったのは間違いないんだけど、いやもう、帰り道、僕の人生ってなんなんだろうって感じには正直なってしまった。いやー、失敗したなあこれ!うはは!
 

 「友がみな 我よりえらく 見ゆる日よ」。石川啄木だ。こういう言葉が今にまで伝わってるって、本当に大きな慰めを与えてくれるものであるなあ……。
 
 
 
 石川啄木 イエス・キリスト 神さま 旧友
 
 
 
 いや、わかってる。僕にはイエス・キリストがいる。それが何よりも素晴らしい天からの贈り物であり、それさえあれば他の何もいらないのだということはよく分かっているつもりなのではあるが、しかしだ……。
 

 わからない。こういうこと書いてたら、僕にはまだまだ信仰が足りないような気もしてきたのである。帰り道に夜空を見上げていて、神さまが人間を愛してくれているならばすべてはオールオッケーなのだと思って涙したのも、確かなのである。
 

 でも、久しぶりに昔の友達に会うって、ほんとにいいものだなぁ。その中の一人はなんと、もう二人も子供ができていたのである。全然変わってなかったけど、そういう昔の友達が家庭を築いているのを知るって、本当にいいものである。
 

 もうずっと会ってなかったけど、そいつとは昔、僕は本当に仲良くさせてもらったのである。そいつは今ごろ埼玉に買ったマイホームで、家族の団らんのひと時を過ごしているのであろうなぁ……。そういうことを考えると、よくある話ではあるとは思うけど、感無量なのである。
 
 
(9月29日の夜中に)