イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2015-06-03から1日間の記事一覧

キャラクターがやってくる

哲学者は、自分自身のキャラクターに襲われるという体験をしたときにはじめて、哲学者としての活動を始めることができる。ジル・ドゥルーズは、最晩年になってから書いた『哲学とは何か』という本のなかで、「概念的人物」という言葉を用いてこのことを説明…