イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

熱い食べ物をめぐる不安

しくしく。心配なのである。悩みすぎてもしょうがないのは自分でもわかってるんだけど、それでもやっぱり心配なのである……。 「……どうしたんですか。」 うん。あのね、熱い食べ物とか飲み物って食道にはよくないって、よく言うでしょ。このところ、ずっとう…

「波は、あなたのもとに……。」

前々回の記事で用いた「キリストを宣べ伝えるビッグ・ウェーブ」という表現については、次のような意見もあるかもしれぬ。 キリスト者への一意見: ビッグ・ウェーブねえ……。こんなこと言ったら申し訳ないかもだけど、わたしの所にはそんな波、全然届いてな…

ポーランドのマチェクさん

ところで、前回の記事で二年前のポーランド旅行のことをちょっと話題に出したあと、そこで出会ったマチェクさんという人物のことを思い出したのである。 「philoくん。俺は昔、毎晩のようにパーティーに出かけて暮らしていた。だがある時、そんな生活がふい…

教会とは何か

話が逸れたついでに、ここで一度、教会なるものの存在について考えておきたい。 キリスト者の共通了解事項: 教会とは、キリストの体である。 これは使徒パウロが彼の手紙のさまざまな箇所で語っているところの、教会についての根本認識である。 この見方に…

映画館への小旅行

話は全然変わるけど、今週の日曜日に、渋谷の映画館に『パウロ 〜愛と赦しの物語』を見に行ったのである。 一人で、ではない。友達いないがゆえに、フツーなら当然そうなるところであろうが(自分で書いてて悲しいなこれ)、今回は僕もリーダーの一人を務め…

指の役割

バプテスマのヨハネといえばやはり、超有名なあのセリフを取り上げねばなるまい。 「わたしの後から来る方は、わたしよりも優れておられる。わたしは、その履物をお脱がせする値打ちもない。」(『マタイによる福音書』第3章11節) キリスト者に必要なのは、…

バプテスマのヨハネについて

信仰者と荒野ということでいえば、やはり『イザヤ書』40章なしですますというわけにはゆかぬであろう。 「呼びかける声がある。 主のために、荒れ野に道を備え わたしたちの神のために、荒地に広い道を通せ。」(『イザヤ書』40章3節) 荒野で叫ぶという、こ…

荒野を恐るることなかれ

「福音について書き始めてからブログのアクセスが減っている」と書いたところ、その記事をアップしたツイッターの投稿に少なからぬ「いいね」を付けていただいたのである。 このように励ましをいただいていることについては、本当に感謝としか言いようがない…

神は愛なり

自分の進むべき方向に迷った時には、常に原点に立ち戻る必要があるのではなかろうか。 「神は愛です。」(『ヨハネの手紙 一』第4章16節) 愛は大事です、ではない。神は愛です、である。これこそは、イエス・キリストの福音の核にして心臓部である。 人間に…

時が良くても悪くても

はたしてこれからも、福音について書き続けるべきなのであろうか。しかし、こういう時に依って立つべきは、やはり聖書の言葉であるように思われる。 「御言葉(みことば)を宣べ伝えなさい。時が良くても悪くても、しっかりやりなさい。」(『テモテへの手紙…

着実に減っている

預言の成就についてはひと段落したので、この辺りで少し立ち止まりつつ、このブログに関する問題について考えてみたい。 『イデアの昼と夜』に関する一事実: 福音について本格的に書きはじめて以来、アクセスはゆっくりと、しかし着実に減少している。 分か…

あるにはあるのですが……。

キリスト者への一意見: なるほど、インマヌエル預言ね。一応、話は分かりましたよ。だけどなんだかなあ、申し訳ないんだけど、なんかビビッと来ないんだな。もっとすごいやつないの? これに類するコメントに対しては、まことに心苦しいのではあるが、次の…

その名はインマヌエル

最も有名な預言のひとつとして、『イザヤ書』7章のものを取り上げてみることにする。 インマヌエル預言: 「見よ、おとめが身ごもって、男の子を産み その名をインマヌエルと呼ぶ。」 (『イザヤ書』7章14節) いわゆるインマヌエル預言である。ここで語られ…

「預言の成就」

それにしても、終末についてさらに掘り下げる前に一点、福音について先に論じておくことがあったのである。 福音の核心その2: 預言は成就した。そして、キリストの到来とともに、今や新しい時代が始まっているのである。 ザ・プロフェシー・ハズ・カム・ト…

「いつ来るんすか?」

おそらく終末というと、次のような疑問が出てくることは避けられぬであろう。 キリスト者への疑問: いや〜終末っすか、いいっすね、いい感じに狂ってますね!僕、そういうの大好きっす。でも2012年のアセンションの時も期待してたのに何も起こらなかったし…