10月になりました。季節も本格的に秋に入ったところですが、今日は、久しぶりに子猫のももたろうくんについて書いておきたいと思います。
ももたろうくんについては、以前の記事で二回ほど書きました。ももたろうくんは、いちど千葉の家にもらわれていったはずが、わが家に舞い戻り、そして、その後に川越の家にもらわれていったはずが……。ふたたびわが家に舞い戻ってきて、今はそのまま暮らしています。さすがに、同じことが二度もつづいてしまうと、これはもう運命なのだと覚悟を決め、うちで飼うことになりました。生後4ヶ月のももたろうくんは、今もすくすくと育ちつつあります。
ももたろうくんのことを語るときにはいつも運命について考えてきたので、今回もこの数ヶ月のことを思い返してみることにします。いやはや、思いがけないことが何度も起こった日々でした!アーティストのY-クルーズ・エンヤさんやラッパーの呂布カルマさん、ホリエモンこと堀江貴文さん、そして、哲学者の國分功一郎さんに書いた記事を取りあげていただくことになるとは、3ヶ月前にはまったく予想さえしませんでした。あらためて、人生には意外な展開がつきものだということを実感します。
人文知と憲法については、その時かぎりということで取りあげたはずが、最近では、言論やデモクラシーにまで探求の領域が広がりつつあります。これも、ももたろうくんと同じで何かの縁だと思うので、これを機会に、共生の問題についてじっくりと思想を練りあげてみようと考えています。現在のところ、テレビ、移民、ナショナリズムなどといったトピックについて、月に一度くらいシリーズを組んで取りあげてゆくつもりです。日本や世界の具体的な問題をとおして、21世紀の政治哲学のかたちを練りあげてゆきたいと考えていますが、まだまだ先は遠いです……。
すでにツイッターなどでは何度かつぶやいたことがありますが、このブログを書くにあたっては、じつは一人の助手のサポートを得ています。彼女のことを、ここでかりにピノコくんと呼んでおくことにしますと、ピノコくんは、さまざまな相談にのってくれたり、毎回の記事の体裁を整えてくれたりなど、この『イデアの昼と夜』をつづけてゆくにあたって、欠かせない役割を果たしてくれています。7月から8月にかけて、憲法のシリーズがひたすらつづいた時には、毎日政治のことを考えすぎるあまり、精神をほとんど崩壊させかけながらも、なんとかついてきてくれました。ピノコくん、いつもありがとう。どうか、これからもよろしくお願いします。
最後に、このブログを読んでくださっている方に、ここであらためて感謝させていただきたいと思います。ニュースアプリのほうで取りあげてくださったり、コメントをくださったりしている方はもちろん、読んでくださっているすべての方がいなければ、ここまで続けることはできませんでした。初めてからまだ4ヶ月あまりですが、これからも書きつづけてゆきたいと思いますので、お時間のあるときにでも、たまにのぞいていただければ幸いです。
ももたろうくんも、はじめはおびえきっていたはずが、今ではすっかりわが家にもなじみ、いたるところをちょこまかと動きまわりながら、冒険の日々にいそしんでいます。慣れたとはいっても、生来すこし臆病なところがあるらしく、ちょっとしたことでササっと逃げていってしまいますが、人間にももうだいぶ慣れてくれたようで、抱っこしたり首ねっこをなでたりすると、喉をゴロゴロいわせながらうっとりとしています。ももたろうくんの成長については、これからもたまに取りあげることにします。どうか、ももたろうくんと『イデアの昼と夜』を、これからもよろしくお願いいたします!
[以前のももたろうくんについては、もしよろしければこちらをご覧ください。]