イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2019-06-02から1日間の記事一覧

「名づけえぬもの」

哲学的観点から見た、悪霊の排除不可能性: 何ものかがわたしを「この人間」であると思いこませようとしているという可能性は、原理的に言って排除することができない。 パラノイア的妄想の極致ともいえるこの可能性を本気で信じるとすれば、その時ひとは一…