イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2021-08-14から1日間の記事一覧

真理論の鍵概念「覆いをとって発見すること」:あるいは、論理学が存在することは自明であるか?

さて、「壁にかけられた絵」の例の分析も、いよいよ大詰めである。 「壁にかけられた絵が曲がっている」という言明は、何を行っているのだろうか?もちろん、現実に存在する事物である壁の絵について、何ごとかを語っているのである。それでは、そもそも語る…