イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2021-10-23から1日間の記事一覧

「可能性に関わる存在」:キルケゴールの例を通して

不安の気分は、人間の「剥き出しの生」をそれとして開示する。しかし、不安が不安がるとは一体、実存論的-存在論的に見るならばどのような事態であると言えるのだろうか。この点をさらに解明するために手がかりとなるのは、不安とは、不気味なものの「予感」…