イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2021-11-25から1日間の記事一覧

哲学の歴史にとって、1927年とはいかなる年であったか:『存在と時間』と私たち

論点: マルティン・ハイデッガーによって「死へと関わる存在」のモメントと共に「存在の問い」が提起されたことは、哲学の歴史そのものにとって無視することのできない意味を持つのではないだろうか。 私たちはここで、哲学の歴史を〈存在〉の問題圏を軸に…