イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

2021-12-11から1日間の記事一覧

「人間は、木や石ではないのであってみれば……。」:『徒然草』の著者が伝えたかったこと

「死へと関わる存在」の日常的なあり方という問題についてはもう少しだけ、一つのテクストを参照しつつ考えておくことにしたい。この論点を掘り下げるにあたっては、『徒然草』第41段で語られているエピソードが教えてくれることは少なくないように思われる…