イデアの昼と夜

東京大学で哲学を学んだのち、ブログを書いています。

またしても行き詰まる

 
 ピノコくん。いきなりだけど、僕はいったん全部のことについて、頑張るのをやめたい。もうやる気が出ないんだ。頑張ることそのものに疲れたんだ。


 「……そうみたいだね。」


 前回の記事を書いてから二週間、何もする気がしなかった。君も知っての通り、4月には、一念発起して神学校に行こうとしたり、死ぬ前にきちんとした文章を書いて出版社に持ってゆこうとしたり、色々したけど、心身がふたたびぶっ壊れて、もう僕には人間として何もできないことがよくわかった。もういいんだ。僕はクズだ。


 もう色んなことに気を使うのに疲れた。おそらく、僕はアルバイトで生活してゆくしかない。そこだけは、頑張らなくちゃ……。ただ、もう本当に何もかもどうでもいいよ。


 ていうかだな、僕にはこの世は難しすぎたんだな、きっと!もういい。もういやだ。後ろ向きでも何でもいいから、僕はもう何も頑張らないぞ。頑張れば頑張っただけ、失望するのだ。


 ふてくされでも何でもいいから、僕は少なくともしばらくの間、いっさいの努力を停止する。アルバイトだけは増やしてゆかなくちゃいけないけど、それ以外のことは全部ごめんだ。


 ポジティブになりようもない人生もある。低空飛行という言葉だけが、僕の支えだ。後ろ向きの低空飛行でしばらくはゆきたい。



ふにゃふにゃ 哲学 アルバイト アリストテレス 低空飛行



 もうダメなんだ。このブログも、今まで以上に本音でゆかないとダメなんだ。今までは、何とか話を明るくまとめようと思ってたけど、明るくしようと思えば思うほど鬱になる。


 いったん、全部停止して本音で書きまくることが僕には必要なんだと思う。なんで僕は生きてるのか、もう全部のことに意味なんてないんじゃないのか、この世ってそもそも何なんだろう、とか。別にそれもやる気が出るわけじゃないけど、今の僕には、それくらいしかやることがない。


 そうは言っても、哲学だけはなんでやめられないんだろう。最近はアリストテレスを勉強しなおしているけど、なんてすばらしい哲学なんだ。もういい。僕は、アリストテレス先生を支えにして生きる……!





 
 

[いつもこのブログを読んでくださっている方には、こんなことになってしまい、申し訳ありません。もう少しだけ、ふにゃふにゃの状態で低空飛行しつづけてみます……。]